お疲れ様です。ハイジです。
先日、シルク・ドゥ・ソレイユ創設30周年作品「キュリオス」を観ました。
(参照:http://www.kurios.jp/index.html)
知ってました?シルク・ド・ソレイユではなく、シルク・「ドゥ」・ソレイユなんです。
私はこのブログを書くときにはじめて知りました笑
(結構見に行ってるはずなのになあ・・・汗)
以前、【世界観の作り方。フエルサブルータ「WA!!」】というものを書きました。
今回キュリオスを観劇して、凌駕した「うっとり体験」をしてしまったので、「世界観の”貫き方”」に視点を置いて振り返ってみようと思います。
①黒子スタッフまで演者
ここが一番大事なように思いました。
お客様が見ているのは、スポットライトを浴びているパフォーマーだけでなく、意外と席を行き来する黒子さんの態度・所作・表情まで見ています。いや、本当は見てないんですけど「目に入ってくる」んですよね。そしてそれが、作品の世界観やパフォーマーの雰囲気とまるっきり真逆を言ってしまうと尚更ギャップが目立ってしまいます。
実はフエルサではそれがあり、少しがっかりしたことがありました。
(その中でも最後まで演じきったCHIKAさんみたいな人もいて、大変満足して帰ってきたんですけれども。今もインスタグラムしっかりフォローさせて頂いています♡)
このキュリオスでは、お客様が会場に入場した段階で既に完成されていました。
「一貫したブランディング」。そういうところが、長寿なショーの所以なのかなと。
②終わりも美しく
パフォーマンスとパフォーマンスのつなぎです。
大型な装置を使う場面もあるのですが、そのはけ方(片づけ方)も美しい。
パフォーマーもただ後ろに下がっていくのではなく、キャラクターを演じながら時には転がりながら、後ろの幕に消えていく。
これは目がいくつもあっても足りないです笑
③ストーリーを把握させておく仕組み
パフォーマンスを見ていれば大体ストーリーが分かるんですが、それでも上手いと思ったのは「待ち時間の使い方」。
会場に入ってすぐ客席にいけるというわけではなく、入場まで待つ間にモニターに流れる動画を見る機会があります。そこでシルクの歴史を知ったり、演目を知ったり。(詳しく知りたい人はスマホで調べたり←私)
一旦この、作品に入り込む前の土台を作る時間を設けているのが、なるほど、と思いました。
(写真は会場入り口。入ってすぐ座席に行けるわけではないのです。写真は山口姉さん撮影)
(そして帰りの出口のモニターには「リピーターチケットの誘導動画」上手いっす。)
ということで、うっとりして、気づけは夜。
夢のような時間を体験することができました。
そしてこの世界観を没頭させるための工夫・気遣いが随所に施されていると思うと凄いの一言。
ちなみに私は「バランシング・オン・チェア」という演目がイチオシです。
(参照:http://www.kurios.jp/program.html)
ただイスでバランスをとるだけの力技と思うなかれ!
まさに「うっとり」の世界観・展開・最後の終わり方・極めつけのカッコイイお兄さん!!
また観に行きたいです^^
そんなキュリオスは2018年7月8日まで!!
以上です。
ありがとうございました!