おこしやす。
京都旅行に行った際の気づきです。
京都では「屋外広告物条例」を制定しており
商店の看板に一定の規制を設けています。
規制の内容は、
・広告の“地”の部分は白地を原則とし、周囲の景観との調和を配慮する
・特に、赤・黄色を下地に用いる場合は、これらの色と補色関係(正反対)にある色の使用を避ける
というもの。
赤や黄色などの派手な色使いをしているコンビニも
もちろんその対象です。
はじめは、コンビニを見つけると
「京都っぽくて趣あるなあ〜(^^)b」
なんて思っていましたが!
町を歩いて行くと
普段私たちが知っているイメージとは少し異なる
様々な京都スタイルに合わせたコンビニがあるようです。
コンビニ別まとめ
★Family Mart
▲青と緑のラインがかなーり細くなっています。
(下の青のラインはほぼ気づきません)
全体的に白がベースになっています。
★デイリーヤマザキ
▲なんでしょうか、この別物感。渋いですね。
・メインカラーの赤が茶色になっている
・既存の黄色はそのままなので。掛け合わしたときに違和感がある
ことが原因のように考えられます。
余談ですが、デイリーの商品棚は他のコンビニよりも低めに設計されています。
その話はまた別の機会にでも。
★LAWSON
▲メインカラーである「青」はどこへ・・・(TT)
どこかへ行ったようです。
白地に黒ロゴのみという、究極にそぎ落とされた例です。
★セブンイレブン
▲そんなに変わっていない??
この地域は規制がすくなかったのでしょうか。
※別の角度から見たときに、屋根の作りが和っぽくなっていました。
色味以外の建築部分を変化するパターンもあるようです。
印象を作る要素ってなんだろう?
ロゴ
色
色の組み合わせ
線の太さ
建物のつくり
など、
普段私たちが何気なく感じているものには
様々な要素が掛け合わされて成り立っていることがわかります。
そして大切なのは
ローソンは「青!」
セブンイレブンは「赤・緑・オレンジと数字の7!」
デイリーは「D一文字!」
のように、
【明快】で【一言で表現できる】くらい
覚えやすい設計をすることが
記憶に残りやすい・または要素が欠けていても紐づけることができる
デザインになるのではないかなと思いました。
一番シンプルな要素しか使用できない状況下でも
「あのブランドだね!」と誰にでも言ってもらえるような
デザイン設計をしていきたいですね!^^
※紹介した写真はあくまで一例です。
地域によってデザインは異なります。